特定求職者雇用開発助成金(特開金)

労働者の雇用に関して、雇用保険から適用事業の事業主に支給される助成金です。過去に労働保険に関して不正があると支給されない場合があります。なお、助成金の申請期限は厳格に運用されていますので、申請期限には十分な注意が必要です。

特開金 特定就職困難者コース

失業状態にある60歳以上の者、母子家庭の母や障害者などの就職困難者を、ハローワーク等の紹介により雇用保険の一般被保険者(65歳未満)として雇入れ、かつ助成金受領後も引き続き雇用することが確実であると認められる事業主に支給される助成金です。当該労働者との過去の雇用関係、事業主都合による解雇の有無や離職率なども支給要件とされます。 支給額は、中小企業の短時間以外の労働者で、合計60万円〜240万円です。

特開金 生涯現役コース

失業状態にある65歳以上の者を、ハローワーク等の紹介により所定労働時間が1週間20時間以上の労働者として雇入れ、かつ1年以上継続して雇用することが確実と認められる事業主に支給されます。当該労働者との過去の雇用関係、事業主都合による解雇の有無や離職率なども支給要件とされます。 支給額は、中小企業で労働者の所定労働時間によって合計50万円〜70万円です。

特開金 長期不安定雇用者雇用開発コース

長期にわたり不安定雇用を繰り返す者を、ハローワーク等の紹介により正規雇用労働者かつ雇用保険一般被保険者として雇入れた事業主に支給されます。対象労働者は、雇入れ時に35歳以上60歳未満で、過去10年間に5回以上離職または転職を繰返している者で、ハローワーク等の紹介時に失業状態にある者です。その他いろいろな条件があります。  支給額は、中小企業の場合60万円です。